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宿泊だけがグランピングじゃない! 地域性を活かした個性あふれる「最新グランピングスポット」3選【近畿エリア】

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但馬の美味しいお米をかまど炊きで味わうこだわりキャンプ

【施設名】越知谷キャンプ アグリビレッジ(兵庫県/2022年4月オープン)

  

最後は、ちょっと毛色の変わった施設をひとつ。木のぬくもりあふれる「旧越知谷小学校」の跡地を活用し、スマート農業のラボ兼ファームキャンプ場として生まれ変わりました。

兵庫県の内陸部、標高1005mの名峰・千ヶ峰の近くにあり、2年前に閉校になった小学校跡地を活用。明治34年(1901年)に「越知谷尋常小学校」として設立された歴史ある学校で、周囲の過疎化で児童数は減っていたものの、環境のよさから「山村留学生」を受け入れ、都市部の子どもたちが約1/3ほど在籍していました。

  

  

レトロな佇まいの校舎や、環境がよく、ゆったりとした校庭は、歴史を秘めた地域の財産。これを、スマート農業のラボとして、またお米屋さんがつくるファームキャンプ場として再生させました。米の等級検査の資格も持っているコメのプロ、「但馬米穀」が地元産の美味しい米を提供、炊き方や食べ方のコツを教わりながら、かまどを使った炊き立てごはんを味わう体験が人気となっているのです。

  

  

レトロで落ち着きのある木造校舎前に広がるグラウンドを囲むようにテントサイトが設置されています。

「3年1組」、「3年2組」など、サイトには学級名が使われているのが特徴。デッキだけのシンプルなサイトもあれば、テント+キャンプ用具一式、食材まですべてセットの「楽 × 楽キャンプ」というプランもあります。

  

  

そして、「6年1組」から「3組」の3サイトがグランピング仕様で、繭の形をした「コクーンテント」が設置されています。ゆったり広いテント内には、ベッドやソファ、テーブルが設置され、冷暖房完備。占有のウッドデッキも広くて、夕食には美味しい炊き立てご飯とともに、BBQが楽しめます。

  

  

冬には積雪がある地域なので、冬季のキャンプ利用は休止中。春のオープンは3月下旬頃の予定。

【データ】

■住所:兵庫県神河町越知242-1

■営業期間:通年営業(キャンプ場は積雪等により閉鎖期間あり)

■URL:https://ochidani.camp/

   

【まとめ】

気ぜわしい日常を脱して、ゆったりとした時間を過ごすのがキャンプの醍醐味ですが、各地でそれぞれに多様な楽しみ方が生まれています。いつものキャンプスタイルもいいけれど、たまには異世界へ出かけてみるのも楽しいかもしれません。

※2023年2月現在の情報です。最新の情報につきましては各施設にお問い合わせください

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