キャンプをするにあたって、大事なことのひとつがキャンプ場の「グラウンド」選びです。そもそもグラウンドって何? という方もいるかもしれませんが、そこでベテランキャンパーのshiromani mamaさんに、キャンプ場のグラウンド(地面)についてお話を伺いました。
キャンプ場のグラウンドは4種類に分類される
おもにテントを張る場所となるグラウンドは、「芝生」「砂利」「土」「砂」の4種類に分けられます。それぞれの特徴として、「芝生サイト」は基本的に水はけがよく、ふかふかしていてクッション性があります。そしてテントが汚れにくいのもポイントです。
「砂利サイト」は小石がゴロゴロとしているので、そのままだと座り心地や寝づらさがあり、マットが必要になりますが、水はけがよく水たまりができにくいのがポイント。ペグもしっかり刺さります。
「土サイト」は小石がないので寝心地は悪くないのですが、水はけが悪くあいにくの雨に見舞われてしまうとテントがドロドロになります。
「砂サイト」は、同じくゴロゴロとした小石がないので砂利に比べると寝心地は悪くないのですが、テントの底が汚れやすいのがデメリット。またペグが抜けやすいため、テントが風で飛ばされないように設営のときに注意が必要となります。
初心者キャンパーが選ぶべきグラウンドとは?
初心者がキャンプをするならどんなグラウンドを選ぶのが良いでしょうか。
「芝生や砂利のグラウンドを選ぶのが良いと思います。土サイトは雨の日はテントがドロドロになるので後片付けが大変になりますね。芝生や砂利も雨の日にキャパを超えたら水たまりにもなりますが、土に比べると、そこまでひどい雨でなければドロドロになることは少ないと思いますよ」とshiromani mamaさん。
雨が降りそうなときは、水たまりになりそうな場所を選ばないことも重要なポイントです。
「例えば、地面が他よりも低いところは雨が降ると池のようになることがあります。1時間で水浸しになることもありますから……」とのこと。より高い場所を選ぶことに加えて、場合によってはシャベルなどを持参し、水の通り道を作るのも手だそうです。