須磨の山はさまざまなハイキングコースが楽しめる!
このリフト、じつは「国境を越えるリフト」なのです。このあたりは現在、神戸市須磨区となっていますが、かつては摂津の国と播磨の国の境目でした。鉢伏山のある「せっつ駅」から、反対側の「はりま駅」へ向かう途中で、旧国境を通過するのです。景色を眺めつつ足元にも注意を払っていると、国境線が書かれていることに気づくはずです。
リフトを降りて西へ続く園路をたどって行くと、西部展望台に到着です。明石海峡大橋が目の前に見渡せる斜面一面に植えられた梅が、馥郁たる香りを漂わせています。
六甲山地の西端にあたるため、標高は低くても眺望は抜群。西側には広大な播磨平野が広がり、天気がよければ小豆島や家島諸島も一望できます。
梅林から「ふんすいランド」を通って塩屋へ下る登山道をたどってもよし、旗振山を通って源平合戦で知られる「一の谷」へ下ってもよし。屈指の古刹として知られる須磨寺方面まで歩いてもよし。いろいろなコース取りが楽しめる須磨の山。六甲山地でも最も早く春が訪れる山域で、のんびりと春の景色を楽しむ一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
【データ】
■住所:神戸市須磨区一ノ谷町5-3-2
■営業期間:不定期のためホームページをご覧下さい
■URL:https://www.sumaura-yuen.jp/