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使い分けることが大事! 外遊びでマルチに使えるアウトドアナイフの「使い方・メンテナス・保管方法」の基本を知る

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  • キャンプ用のシースナイフ
  • アウトドアナイフの種類
  • まな板とアウトドアナイフ
  • アウトドアナイフのお手入れ

アウトドアナイフについて、これまで2回にわたり選び方を紹介してきました。いいナイフを選んで、キャンプで存分に活用したいものですが、ナイフは刃物ですから扱い方を誤るとケガにつながります。
今回は、用途別にナイフの使い方の基本や保管方法について、石井スポーツヨドバシ新宿西口店の鈴木岳載さんに教えていただきました。

  

不便さを楽しむ気持ちで使いたい

  

___キャンプ場でナイフを使うときに注意すべき点を教えてください。

  

[鈴木さん]
キャンプは日常とは異なるシーンですから、さまざまな事柄が普段の生活とは違います。ナイフについても、不安定な場所で使うことが多くなりますので、多少の不便さはつきものです。逆に、その不便さを楽しむくらいの気持ちが必要だと思います。

ただし、刃物ですから、扱い方には十分な注意が必要なのは言うまでもありません。

実際のキャンプでの使用シーンを考えますと、アウトドアテーブルの上や、ちょっとした台の上、場合によっては地面で直に使うこともあるかもしれません。そんな場面でも、「最低限の安定性を確保することが重要」です。また、調理などでは衛生面も考慮し、ケガにも注意してください。そういった心得を持ったうえで、楽しく活用していただければと思います。

  

   

ナイフ以外に用意しておくものは?

  

___ナイフを使う際に用意しておいたほうがいいアイテムはありますか。

  

[鈴木さん]
ナイフを使うときは、用途によって用意しておきたいアイテムがあります。例えば、料理の場合は、まな板や、清潔さを保つアイテム(水、消毒用アルコール、布巾など)を準備しておくと安心です。

「まな板は、アウトドアでも必須」です。ご自宅の物を持っていってもかまいませんが、持ち運びでかさばりますので、アウトドア用に考えられた「コンパクトなタイプ」がおすすめです。折り畳み式や薄型のものなどがあります。また、調理中は、手の届くところに消毒用アルコールやふきんなどを置いておきましょう。このほか、木を切ったりする場合は、手袋(グローブ)があると安心です。ケガの予防になりますし、木を握ったときにも安定します。
 

      

用途に合ったタイプを使いたい

  

___では、ここからは用途別に、使うナイフの種類、使い方のポイントについて教えていただきます。
   

【料理】

まず、「料理では、シースナイフかフォールディングナイフ」を使います。調理の下ごしらえをする場合、シースナイフは「刃が大きいので野菜なども切りやすく、作業がはかどる」のがメリットといえます。また、焼いたステーキ肉や塊肉、大きめの魚などを切る場合も、シースナイフのほうが切りやすいです。

フォールディングナイフも、同様の使い方ができます。ただ、「コンパクトさと扱いやすさがメリットのタイプ」ですので、小さめの野菜を切るときや、さっと使いたいときなどに、とくに便利さを感じます。場面によって使い分けるのがおすすめです。ちなみに、アウトドア用の包丁を使う方もいらっしゃいます。

【木を切る】

木を切るときに使うのは、「シースナイフで決まり」です。シースナイフ以外の製品では、折れてしまいます。シースナイフにも、刃の長さや太さでいくつか種類がありますが、例えば、バトニング(薪割り)で使用するのなら、刃厚は3mm以上、刃の長さは10cm以上のナイフがおすすめです

  

  

【その他】

このほか、「小道具的な使い方をするなら、ツールナイフ」がおすすめです。ハサミや栓抜きが付いていますので、目的に合わせて取り出して利用できます。気をつけたいのは、ツールを出し入れするとき。誤って指を切ったりする心配がありますので、取り扱いには十分に注意が必要です。大人でも難しいときがありますので、お子様には使わせないようにしましょう。

 

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