「正しい判断」をして被害を最小限に抑える
前回の記事(https://www.sotolover.com/2023/02/938/)では、「山道で迷わないためにやっておきたいこと」として、「出発前の準備」について5つのアドバイスをしました。今回は、実際に山に登ったときに、もしも道に迷ってしまったらどうするか。「山道で迷ったときに絶対にやってはいけないこと」をお伝えしたいと思います。
もし道に迷ってしまっても、現場で正しい判断をすれば、トラブルや被害を最小限に抑えることが可能になります。「現地での心構え」と「やってはいけないこと」を覚えておいてください。
【心構え01.】歩いてきた道の要所を記憶しておく
山道では、たくさんの分岐点が存在します。この分岐点が、道に迷わないための重要な要素となります。まずは、分岐点などの登山道で要所となる場所をしっかりと記憶しておくことが大事です。
これは、初めて行った街で帰り道で迷わないようにと、標識や特徴的な建物を覚えながら歩くことがあると思いますが、それと似たようなことです。どのポイントを通過した後に道に迷ったのか、ということがわかるだけでも、今、自分がいる位置や戻るべき方向がわかりやすくなり、対応すべきことを考えやすくなるからです。分岐点にある表示や目印をスマホで写真に撮っておくのもいいでしょう。
【心構え02】道に迷ったと感じたら、まずは深呼吸
では、実際に道に迷ってしまったらどうしたらよいでしょうか。歩いていて、「あれ、この道おかしいな」と感じたらとにかく焦らないで、冷静になることです。焦ってしまうと冷静に判断することができなくなります。まずはゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせることが重要です。