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山道で迷ったらどうする? 出発前に必ずやっておきたい遭難しないための4つの心得!

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【心得01.】余裕を持った登山計画を立てる

「自分の体力に合わせた登山計画を立てることが大切」です。登山用の地図にはコースタイム(CT)が記されていることがありますが、それはある程度、山に登り慣れている人の目安の時間だと思ってください。それを頭に入れて、自分の体力や経験を過信することなく予定を組みましょう。

 

【心得02.】早出・早着を心掛ける

初めての場所を訪れるときや、大切な人と待ち合わせをしているときなどは、時間に余裕を持って出かけるのではないでしょうか。これは登山にも当てはまります。「なるべく早い時間に出発し、早い時間に戻ってくるというスケジュールを立てることも重要」です。

私の場合は、「まず目的地への到着時刻を設定し、そこから逆算して、出発する時間を決めています」。また、休憩時間を長めに取ったタイムスケジュールを組むようにもしています。というのも、前述したコースタイムは、あくまでも歩く時間であって、休憩時間は加味されていないからです。「コースタイムに休憩時間を加えることも忘れない」ようにしましょう。

とくに、山の天気は午後に急変することが珍しくなく、今まで晴れていたのに、一気にガスが掛かって視界が悪くなることがあり、道に迷うリスクが一気に高くなります。「登山計画と合わせ、ゆとりを持って行程を考えて」ください。

 

【心得03.】家族や知人に登山予定を伝える

登る山の名前はもちろん、入山する登山口や登頂予定時間、下山予定時間など「できるだけ細かい予定表を、家族や知人に伝える」ことが重要です。一人で黙って出かけるのは、避けるべきです。また、すべての山に用意されているわけではないですが、登山口に入山記録などを提出する場所があり、それがある場合は無人であっても、必ず登山届をポストなどに投函してから山に入ってください。

写真のように、登山道の途中で家族に連絡済かどうかを確認する張り紙が掲示されている場所もあります。ですから、これは必須の約束事としてとらえておきましょう。

 

【心得04.】地図の基本的な読み方をマスターしておく

せっかく地図を持っていても、その読み方がわからなければ無用のものになってしまいます。「普段から地図に慣れておくことが大切」です。等高線の間隔で、その場所の傾斜の強弱が把握できるようにするなど、基本的な知識をマスターしておきましょう。

また、最近では、スマホのGPSを使った山岳地図アプリもありますが、それだけでは不十分。「紙の地図と併用」して用意しておくことをおすすめします。

「事前の準備」というのは、じつはどれも当たり前に思えるものばかりなのです。でも、基本的な事柄だからこそ、ついついおろそかになりがち。登山を安全に楽しむために、しっかりと準備をしたいものですね。次回は「山道で迷ったときにやってはいけないこと」について、アドバイスしたいと思います。

 

執筆:打越俊浩
プロフィール
フリーライター。釣り、キャンプ、登山などのアウトドア系雑誌の編集、執筆、撮影を行う。プライベートな山行は、最近では低山が主流。釣りは鮎友釣り、渓流釣り、沖釣りなどを堪能して年間の釣行日数はトータルで30日ほど。

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