ゴミをスマートにまとめるコツ
キャンプ場に向かう途中で食材や飲み物を買い出しする場合は、ゴミを持ち帰りやすくする工夫をしてみましょう。調理する時点で生ゴミを入れる袋を用意したり、食事をするテーブルに可燃物と不燃物、缶・ビンごとのゴミ袋をくくり付けたりしておくと、ゴミを捨てる時点で分別が済んでおり後片付けが簡単になります。
クルマでゴミを持ち帰る際は、車中が汚れないように防水シートを敷いておくか、丈夫な生地のショッピングバッグなどにゴミ袋を入れてしまうといいでしょう。生ゴミなどの臭いや水気が出やすいものは、袋を2重にするか、密閉できる保存袋に入れてしまうのがおすすめです。
とくに夏場は、車内に生ゴミを長時間置いておくと異臭を放つことがあります。そんなときは、空になったクーラーボックスに生ゴミの袋を入れておくと温度が上がるのを防げます。
炭の消火に水をかけるのはNG
キャンプならではのゴミ処理といえば、炭などの火の後始末でしょう。ガスコンロのようにすぐ火を消せるものではないので、消火には注意が必要です。理想的なのは、炭が白い灰になるまで燃えきらせてしまうこと。撤収時間から逆算し、燃やす量を調節しておくと片付けがスムーズです。炭が灰になったら、指定の場所に処理するなど必ずキャンプ場のルールに従いましょう。
このとき炭が燃えきるまで待てず、BBQコンロに水をかけるのはNGです。灰が舞ったり水蒸気が上がったりして火傷の危険があるからです。さらにコンロに濡れた灰が付着し、片付けが余計手間取ってしまいます。炭を持ち帰るなら、「火消し壷」を利用すると炭を安全に消火することができます。持ち帰った炭を再利用できるので、何度もキャンプを楽しむ方はこのアイテムを利用するといいでしょう。
ガスカートリッジを処分するときの注意点
ガスカートリッジを処分するときは必ず中身のガスを使い切ってから処分するのが基本です。ガスが残っていると火災や爆発の危険があるからです。捨てる前に缶を振ってガスが残っていないか確認し、缶切りやホームセンターなど売られている穴あけ機で穴をあけ、中のガスを完全に抜いてから処分します。
ただし、自治体によっては缶への穴あけを禁止している場合もあるので、住んでいる自治体のルールに従ってゴミ出しをしてください。なお、自宅でカートリッジのガスを抜くときは、必ず火の気のない風通しの屋内で行うこと。キャンプ場で処分できる場合は、自分で穴をあけるか、キャンプ場側で穴をあけてから処分するか、受け付けで確認しておくことをおすすめします。