近頃すっかり認知度が上がり、キャンプスイーツとして定着してきた「スモア」。枝や串の先につけたマシュマロが火に炙られてトロ~リと溶けだす瞬間、「ああ、キャンプに来てる~!」と実感する人も多いはずです。甘い甘いスモアの魔力に魅せられたら、もう後戻りはできませんね。
一方で、「スモアって何それ!? 美味しいの?」と汚れのない目をキラキラさせる人も多いはず。ここではそんなスモア未体験の方に、その魅力と美味しい食べ方を紹介します。これを読んだら、すぐにマシュマロを買って『キャンプへGO!』な気分になるはずです。
じつはスモアの歴史は古いんです!
「スモア」は、火で炙ってトロトロにしたマシュマロを、グラハムクラッカーとチョコレートで挟んだお菓子のことです。古くからアメリカやカナダで愛されるキャンプの定番おやつは、なんと1920年初頭には、すでにボーイスカウトやガールスカウトの間で人気があったとか。
スモアは、英語で「S’more」と表記します。発音もそのまま「スモア」。じつはこれ、英語の「some more」の口語的な短縮形で「おかわり」や「もっと」という意味なんです。その語源は、あまりにも美味しくて、みんなが「もっとちょうだい!」と言ったところから来たようです。

スモアの作り方
【材料(1個分)】
〇マシュマロ 中サイズ1個
〇グラハムクラッカー 2枚
〇板チョコレート クラッカーと同サイズ(※1)
〇金串 1本(※2)
※1:あらかじめ折っておく
※2:長い枝でも代用可
【作り方】
1. 焚き火や炭火をおこす
2. 金串の先にマシュマロを刺して、マシュマロを炙る
3. グラハムクラッカー1枚にチョコレートをのせる
4. マシュマロにうっすらと焦げ目がついて、トロリとしてきたら、[3]にのせる
5. もう1枚のクラッカーで挟んだら、できあがり
マシュマロは、火に近づけ過ぎると燃えてしまいます。かといって遠すぎると、なかなか火が通りません。いくつか練習しながら、理想的な焼き加減を研究してみるのも一興です。溶けたマシュマロはとても熱いので、やけどに注意しましょう。とくに子どもは、火の扱いとともに注意が必要です。
