火力の安定感と携行性の良さがOD缶の魅力
一方のOD缶は、アウトドアでの使用を想定しているため、気温が低いときや風のあるときでも出力(火力)が安定しやすいことが魅力です。
そして何より携行性に優れていること。クッカーの中に入れて収納することもできます。一般的なOD缶のサイズは250gですが、よりコンパクトな110gや大容量の500gもあり、用途によってサイズを選ぶことができます。
少し面倒なのが、OD缶を取り扱うのは主にアウトドア専門ショップやホームセンターなどに限られるので、近場に取扱店がない場合、購入するにはそこまで出かけなければいけない点。またCB缶に比べて価格も割高になります。ただし、ネットショップでも購入できるので、まとめ買いしておくと便利でしょう。
CB缶とCD缶は結局どっちが便利なのか?
バーナーやランタン、ヒーターなどのキャンプ用具はOD缶を燃料に使うことが多く、CB缶だと使えるアイテムが限定されがちです。いろんなアイテムを揃えてキャンプを満喫したいというのなら、汎用性のあるOD缶が便利。またOD缶のほうが、耐寒性に優れているので寒い季節もキャンプを楽しむならこちらがおすすめ。
これに対してキャンプ初心者や、用具をあれこれ買い揃えずにキャンプしたいという人は、手軽に使えるCB缶を活用するのもありです。調理以外に用途がなく、クルマ利用など荷物の量をそれほど気にしなくてよいなら、なおさら。ただし、安全面からも同メーカーの器具とガス缶を使うことが基本になります。
CB缶にせよOD缶にせよ、ササッと簡単に湯を沸かしたり調理できるのがガス缶のいいところ。炭や薪で火起こしする手間を省くことができ、灰の後片付けも不要なのでなにかと便利です。
ガス缶を活用し、まずはコンロやバーナーで調理を楽しみ、それからランタンやヒーターを揃えていくなど、どんどんキャンプの楽しみを広げていってください。