絶対ハズさない炊飯術.03~蒸らして仕上げ~
無事、炊きあがったら、飯盒を火から下ろし、ひっくり返して10~20分ほど蒸らしましょう。寒い時期は、大きめのタオルなどで巻いておくとよいでしょう。こうすることで底面が高温だった飯盒内の熱が下がり、蒸気が全体に回って均等に蒸されるのです。底からご飯がはがれることで、焦げ付きも減少します。
飯盒はかなり高温になっているので、ここでも、厚めの革手袋を使いましょう。くれぐれも注意して扱うことを忘れずに。
飯盒をひっくり返して置く時には、5cmほど上から「トンッ」と落とすとよいでしょう(高過ぎるとふたが開くので注意)。高温で焼かれた飯盒を叩くと、凹んでボコボコになってしまうので、底を叩くのは避けたほうが無難です。
最後に、逆さまの飯盒をもとに戻してふたを開け、しゃもじで下から切るようにしてさっくりと混ぜて、できあがりです。
野外でおいしいご飯が炊けるようになると、野外料理の幅がぐんと広がります。野外生活の自信もついて、より一層充実したキャンプライフを楽しめるはずです。