【道具を使って火種を作る.02】乾電池&スチールウール
「ちょっとお遊び的ですが、乾電池を使う方法もあります」と打越さん。用意するものは、乾電池とスチールウールで、乾電池は普通の単3形などでOKとのことです。
「スチールウールを長さ10cmくらい、太さ1~2cmくらいの大きさにして、その両端を乾電池の「+」と「-」に触れさせます。すると、スチールウールが線香のように赤くなり、火種になります」(打越さん)。この火種を元にして、新聞紙など燃えやすいものに火を移せばOKです。
ちなみにスチールウールは、なるべく繊維の細いタイプが良いそうで(1回使ったスチールウールは使えなくなります)、火が付きにくいときには、乾電池を2本、直列に並べると着火しやすくなるということです。
火起こしは、キャンプでは欠かせない作業であり、醍醐味でもあります。コツをつかんで、火の扱いにはくれぐれも注意して、バーベキューや焚き火を存分に楽しんでください。
■打越俊浩(フリーライター)
■プロフィール:釣り、キャンプ、登山などのアウトドア系雑誌の編集、執筆、撮影を行う。プライベートな山行は、最近では低山が主流。釣りは鮎友釣り、渓流釣り、沖釣りなどを堪能して年間の釣行日数はトータルで30日ほど。